北海道の感動する岬一覧!端っこの魅力を体感できる場所5選

北海道

北海道は大自然が作り出した風景が魅力であり、その一つが端っこを体感できる岬巡りです。しかし、北海道は広大でどこに魅力的な岬があるのか、難しい読み方が多く読めないなどの悩みが多く聞かれます。

この記事では広大な北海道のどこに魅力的な岬があるのかを5か所に厳選して紹介します。どの場所も大自然と端っこの魅力を体感できる場所となっており、これを見れば大自然を体感し感動できる場所を抑えられて、北海道旅行がより充実したものになります。

神威岬(かむいみさき)

神威岬とは?

神威岬は積丹半島の積丹町にある高さ80mの岬で、かつては女人禁制の場所でした。また源義経に関する伝説がいくつも残っている場所として知られています。現在は国内外から観光客が訪れる人気スポットとなっています。

地図はこちらです。

見所は以下の通りです。

・美しい積丹ブルー

・チャレンカの小道

見所について詳しく見ていきましょう。

【見所1】美しい積丹ブルー

神威岬を中心に積丹半島の海の色は「積丹ブルー」と呼ばれ、観光客を魅了しています。特に6月から8月末にかけてはウニ漁が解禁されるため、積丹ブルーとウニ丼を楽しむ観光客で積丹半島は観光客で溢れかえります。

積丹ブルーがみられる理由は、夏に海が穏やかになって透明度が増すこと、海藻が少ないことです。神威岬は自然が偶然に作り出した「積丹ブルー」を間近で目に焼き付けられる場所であることが、人気の理由です。

【見所2】チャレンカの小道

チャレンカとはかつてこの地域を治めていた首長の娘の名です。チャレンカは義経に思い寄せていましたが、義経が大陸へ旅立ったことを悲しみ、海に身を投げてしまい、神威岩と化し、それ以来その周辺で女性を乗せた船が必ず転覆したことから女人禁制の場所となりました。

現在はチャレンカの小道として美しい神威岬を眺められる絶景スポットとなり、初夏にはエゾカンゾウが見頃となり、訪れる観光客を魅了しています。往復40分程の遊歩道が整備されており、ハイキングをする観光客が多く訪れています。

襟裳岬(えりもみさき)

襟裳岬とは?

襟裳岬はえりも町にあり、北海道の背骨と呼ばれる日高山脈が標高を下げ太平洋に沈んでいく場所です。山は海面下に沈んでからさらに6kmも続いており、自然が作り出した感動の絶景を見られることが観光客に人気を集めています。

地図はこちらです。

見所は以下の通りです。

・風の館

・野生のゼニガタアザラシが見られるかも!?

見所について詳しく見ていきましょう。

【見所1】風の館

襟裳岬は日本有数の強風地域であり、風速10m/sの風が年間260日以上あります。岬に建つ「風の館」はえりもの強風に関する展示や、実際に風速25mを体感できるコーナーや流木などを利用した工作体験室があり、家族連れに人気となっています。

ガラス張りの屋内展望室からは強風を受けることなく襟裳岬の様子を眺められるようになっています。海に突き出すように続く岩礁地帯は自然の荒々しさを表現しています。

【見所2】野生のゼニガタアザラシが見られるかも!?

襟裳岬から続く岩礁地帯にはゼニガタアザラシが日光浴をしている姿が見られることがあります。岩礁地帯は強風の襟裳岬だからこそ海流が早く、人間が近づけないため、ゼニガタアザラシがのんびりと暮らせる環境となっています。

先ほど紹介した風の館にある屋内展望室から望遠鏡などでその姿を観察できるかもしれません。多くの動物愛好家がその姿を一目見ようと襟裳岬を訪れています。

地球岬(ちきゅうみさき)

地球岬とは?

地球岬は室蘭市にあり、太平洋を一望できる展望台があります。景色の美しさが評価され、「北海道の自然100選」「新日本観光地100選」に選ばれています。名前の由来はアイヌ語で断崖を意味する「チケプ」に由来し、それが地球岬となりました。

地図はこちらです。

見所は以下の通りです。

・地球の丸さを体感

・ハヤブサの営巣地

見所について詳しく見ていきましょう。

【見所1】地球の丸さを体感

灯台を見下ろす位置にある展望台から太平洋を見ると地球の丸さを実感できる景色が広がります。空気が澄んだ晴れた日には駒ヶ岳を望むことができます。太平洋を視界一杯に見渡せる大パノラマが観光客に人気となっています。

展望台には「幸福の鐘」が設置されており、恋人の聖地となっています。それによりSNS映えもよく、インスタグラムには多くの写真が投稿されています。

【見所2】ハヤブサの営巣地

地球岬付近には多くの渡り鳥が飛来し、その渡り鳥を狙うハヤブサの営巣地となっています。断崖で子育てに奮闘する姿は多くの動物愛好家の話題となり、写真集が発売されたことがあります。空の王者と呼ばれるハヤブサの貴重な子育てが見られることも地球岬が人気を呼ぶ理由です。

宗谷岬(そうやみさき)

宗谷岬とは?

宗谷岬は稚内市にあり、日本最北の岬です。サハリンとはわずか40km程の距離しかなく、晴れた日にはサハリンを望むことができます。

地図はこちらです。

見所は以下の通りです。

・日本最北端の岬

・雄大な宗谷丘陵

見所について詳しく見ていきましょう。

【見所1】日本最北端の岬

日本最北の岬であり、「日本最北端の地」のモニュメントが設置されています。このモニュメントは記念撮影スポットとなっており、多くの観光客で賑わっています。また周囲には探検家の間宮林蔵の立像があります。

モニュメント付近にあるお土産店では日本最北端到着証明書が販売されており、最北端に来た旅の思い出を残すことができると観光客に大人気です。

【見所2】雄大な宗谷丘陵

周辺には雄大な宗谷丘陵が広がり、なだらかな丘の上に立つ風車が北海道の雄大な自然を象徴する魅力的な風景を創り出しています。晴れた日には利尻富士を眺めることができ、その景色が多くの観光客に感動を与えています。

丘陵に沿うように稚内の名産であるホタテの貝殻を敷き詰めて作られた「白い道」があり、緑豊かな宗谷丘陵と白い道の美しいコントラストが観光客に大人気となり、ドライブコースやサイクリングコースとなっています。

納沙布岬(のさっぷみさき)

納沙布岬とは?

納沙布岬は根室市にあり、本土最東端に位置しています。岬の先端には北海道最古の洋式灯台が立ち、ラッコやクジラが現れることもあり、多くの観光客や動物愛好家を魅了する場所です。

地図はこちらです。

見所は以下の通りです。

・日本で一番早く朝日と出会える場所

・北方領土を眺められる

見所について詳しく見ていきましょう。

【見所1】日本で一番早く朝日と出会える場所

本土最東端に位置しており、日本で一番早く朝日と出会える場所として観光客の人気を集めています。6月には午前3時30分過ぎに日の出を迎え、沖縄県那覇市より2時間ほど早く日の出を迎えます。

元旦には、日本で一番早く初日の出を見られる場所であることから多くの地元民や観光客で賑わいます。雄大なオホーツク海から出現する朝日は多くの人々を感動させており、このことから根室市は「朝日にいちばん近い街」というキャッチフレーズをつけて観光の目玉としています。

【見所2】北方領土を眺められる

岬周辺には北方領土の歴史資料などを展示する「北方館・望郷の家」や北方領土の返還、平和を願ったモニュメント「四島(しま)のかけ橋」があり、戦争が現在までもたらしている負の歴史を伝える場所としての役割を担っています。

岬からは北方領土の貝殻島、水晶島、国後島が間近に見え、観光客が驚きをもってその光景を見ています。北方領土の返還と世界平和を願う場所として、訪れる人々にその大切さを伝えています。

まとめ

感動する岬として5か所を厳選し紹介しましたが、北海道を象徴する雄大な景色を体感でき、感動すること間違いなしです。長い年月をかけて自然が作り出した景色に歴史的背景を重ね合わせれば、違った角度から眼前に広がる景色を見ることができます。

端っこには沢山の魅力が詰まっており、北海道旅行をより楽しく思い出深いものに変える力があります。この記事を参考に旅行プランに組み込んでもらいたいと願っています。

ご覧いただきありがとうございました。

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