摩周ブルーを満喫する!摩周湖の展望台一覧を解説

北海道

摩周湖には3か所展望台がありますが、位置関係を把握することが難しく、多くの観光客がもっとも有名な摩周湖第一展望台だけを訪れます。この記事では3か所の展望台の見所やアクセス方法、補足としてかつて計画されたもうひとつの「幻の展望台」を紹介します。

摩周湖とは?

摩周湖は弟子屈町にあり、アイヌ語で「カムイトー」と呼ばれ、神秘の場所として崇められてきました。流れ込む川はないのにも関わらず水位はほぼ変わらない不思議な場所として知られています。

「霧の摩周湖」という曲が作られるほど、年間100日ほど霧に覆われており、晴れた日には透明な湖面に空の青が映し出され、美しい景色を見せます。これは「摩周ブルー」と呼ばれ、国内外の観光客を魅了しています。

摩周湖第一展望台

【見所】摩周湖カムイテラス

2022年に「摩周湖カムイテラス」としてリニューアルされ、屋内、屋外から摩周湖を眺められるようになりました。トイレや土産物屋もあり、休憩に最適な場所で、多くの観光客から人気を集めています。

3か所の展望台のうち規模の大きなお土産店や駐車場があるのは第一展望台だけであり、観光バスを利用したツアーはこの展望台だけを訪れます。摩周湖を眺める観光の拠点としての役割を担っています。

アクセス方法

・車でのアクセス

 根室中標津空港から約1時間、釧路空港から約1時間30分、阿寒IC約1時間20分

 駐車場は夏季は有料、冬季は無料開放

・バスでのアクセス

 JR摩周駅から摩周湖バスで約25分、JR川湯温泉駅から屈斜路バスで約25分

 *夏季限定運行 「弟子屈えこパスポート」の利用がお得です。

 釧路市内から摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を巡るガイド付き観光バスが運行されます。

 *夏季限定運行、要予約

摩周湖第三展望台

【見所】二つの湖を眺められる

摩周湖第三展望台からは摩周湖だけではなく、屈斜路湖を望むことができ、夕暮れ時には屈斜路湖周辺を赤く染める美しい光景を見るために多くの観光客が訪れます。お土産店はありませんが、第一展望台に比べて観光客は少なく、落ち着いて摩周湖や屈斜路湖を眺められます。

展望台付近には遊歩道が設置されており、観光客が思い思いの位置から摩周ブルーの絶景を写真に収めています。自然に囲まれた環境で、リラックスしながら摩周湖と屈斜路湖を眺められるのが、この展望台の最大の見所であり、観光客から評価されている点です。

第三展望台から見た屈斜路湖に沈む夕陽の様子です。

アクセス方法

・車でのアクセス

 根室中標津空港から約1時間、釧路空港から約1時間30分、阿寒ICから約1時間25分

 駐車場は通年無料開放

・徒歩でのアクセス

 第一展望台より約40分

裏摩周展望台

【見所】期間限定の穴場展望台

裏摩周展望台はその名の通り、第一展望台や第三展望台と湖を挟んで反対側に位置しています。夏期のみの営業となり、小規模ながら売店があります。あまり観光客に知られていないため、穴場の展望台です。

第一展望台や第三展望台に比べ標高が低く、霧に覆われることが多くはっきりとその姿を見ることができない摩周湖でも、他の展望台に比べて霧に覆われることが少ないといわれています。他の展望台が霧に覆われていても、裏摩周展望台からは湖の姿を見ることができるかもしれません。

アクセス方法

・車でのアクセス

 根室中標津空港から約50分、釧路空港から約2時間、阿寒ICから約2時間

幻の摩周湖第二展望台

第一展望台と第三展望台があるのに、第二展望台はなぜないのかと疑問を持つ観光客は多いようです。第二展望台は計画こそあったものの実際には存在せず「幻の摩周湖第二展望台」と呼ばれています。

観光客に様々な風景を楽しんでもらうことと、人が集中することを避けるために、第一~第三展望台を結ぶ遊歩道が建設されることになりましたが、第二展望台付近傾斜が急で険しい崖が続いていたことから実現することはありませんでした。いつか実現するとまた新しい角度から摩周湖を望むことができるかもしれません。

まとめ

摩周湖は北海道の大自然を満喫できるおすすめの観光スポットであり、それぞれ魅力を持っている展望台があります。様々な角度から眺められることが摩周湖の魅力のひとつなので、アクセスの問題や時間の制約等あると思いますが、3か所とも訪問することをおすすめします。

ご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました