【元道民が語る】冬の北海道旅行で必要なものや注意点とは?魅力的な観光地もあわせて紹介

雪の中に立つ針葉樹 北海道
雪の中に立つ針葉樹

冬の北海道は寒さが厳しい一方、雪を使った様々な祭りが開催されることや、ウィンタースポーツを楽しむ方にとっては魅力的な季節であり、渡道を考えている方が多いでしょう。しかし、冬に北海道旅行を考えている方の中には以下のような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。

  • 冬の北海道旅行に何を準備したらいいのかわからない
  • 冬の北海道旅行で注意すべき点が知りたい
  • 冬のおすすめ観光地が知りたい

冬に北海道を旅行するためには、万全な準備をする必要があります。今回は、冬の北海道旅行で必要な持ち物やおすすめの観光地を紹介します。冬に渡道を考えている方は、本記事を参考にしてください。

まずは、北海道旅行であると便利な移動用持ち物について紹介します。紹介するのは、以下の3つです。

  • 免許証やETCカード
  • 長時間のドライブ用のグッズ
  • 長時間移動の際のアイマスクや耳栓

北海道は日本一大きな都道府県であり、都市間距離がとても長い特徴があります。レンタカーや交通機関での移動に役立つ持ち物を紹介しますので、参考にしてくださいね。

免許証やETCカード

北海道旅行は、レンタカーを借りて観光するのがおすすめです。観光地は駅などから離れた場所が多く、レンタカーの方が効率がいいからです。レンタカーを借りる場合は、免許証を忘れないようにしましょう。高速道路を使用することもあるので、ETCカードもあると便利でしょう

長時間のドライブ用のグッズ

北海道旅行は車の移動時間が長くなる傾向があります。ドライブを楽しむために、スマートフォンから音楽を流せるように、音楽を聴くためのUSBケーブルを持っていきましょう。運転する方は眠気防止のために、ガムやミント系のタブレットを持っていくと良いですよ。運転後、ホテルで休息を取る際は、疲れた目を癒すためにホットアイマスクがあるといいでしょう。

長時間移動の際のアイマスクや耳栓

北海道までの移動や、道内で自分で車を運転しない場合などは、移動時間に仮眠をとるようにしましょう。北海道旅行は移動時間が多くなる傾向があるので、疲れがたまりやすいです。仮眠をとる際は、アイマスクや耳栓を使って、疲れを溜めないようにしましょう。

冬の北海道旅行に必要な持ち物

次に紹介するのは、冬の北海道旅行に必要な持ち物です。紹介するのは、以下の4点です。

  • 滑らない靴
  • かさばらないアウター
  • 発熱しないインナー
  • ボトムスのインナー

この4点は、冬の北海道旅行を楽しむためには、必須と言える持ち物なので、渡道前に揃えるようにしましょう。

滑らない靴

冬の北海道旅行に滑らない靴は絶対に必要です。札幌などの街中しか観光しないという場合でも、通常の運動靴などでは必ず転びます。道民が冬用の靴底で歩いても滑って転んでしまうほどなので、雪道に慣れていない旅行者は必ず滑らない靴を用意しましょう。

かさばらないアウター

真冬の北海道はマイナス10度近くまで下がる日があるので、防寒対策は万全にしましょう。寒いからと言ってインナーを重ね着するのはおすすめしません。冬の北海道の室内は熱いくらい暖房が効いています。室内で汗をかいて氷点下の外に出ると冷えて風邪をひく原因になります。普段使用している冬用のアウターの中にインナーダウンを着ると暖かくなるためおすすめです。小さく折りたたんでもしわにならず、アウターの中に着るものなので見た目も気になりませんよね。

発熱しないインナー

長時間外にいる場合は、発熱インナーがあった方がいいでしょう。公共交通機関での移動がメインの場合や室内がメインの場合は発熱インナーは必要ありません。室内では暖房が効いているため、暑くて汗をかいてしまい、そのまま外に出ると冷えて風邪をひく原因になります。インナーシャツには、肌に優しいコットンのインナーがおすすめですよ。

ボトムスのインナー

室内は暑いといえども、外の寒さは厳しいため、ボトムスのインナーはあったほうがいいでしょう。化学繊維のインナーが苦手な人には、綿100%のインナーがおすすめです。肌触りがよく履き心地がとても良いです。

冬の北海道旅行で注意すべき点とは?

冬の北海道旅行では、注意すべき点があります。今回は以下の3点を紹介します。

  • 交通機関の乱れ
  • 悪天候について
  • 閉鎖道路について

冬の北海道旅行を考えている方は、紹介するリスクも考慮しながら、余裕を持ったスケジュールを立てるようにしましょう。

交通機関の乱れ

札幌や小樽などの街歩きで利用する交通機関といえば、JRや地下鉄、市電、バスになります。冬の北海道は降雪などにより交通機関が乱れがちです。旅行プランを考える際は、余裕を持ったスケジュールで移動できるようにしましょう。道内各地を発着する航空便も雪の影響で乱れる可能性があることを考慮しましょう。天気が良くても、除雪作業の影響でダイヤが乱れている場合があります。各交通機関のホームページなどで運行状況を調べてから一日のスケジュールを決めるとよいでしょう。

札幌市営地下鉄は地上を走行する区間がないため、天候の影響を受けにくく、冬の移動手段としては心強い味方です。札幌駅からすすきの駅までは地下歩行空間やさっぽろ地下街で繋がっているため、札幌駅〜大通〜すすきの駅周辺の観光には活用してくださいね。

悪天候について

レンタカーでの移動を考えている方は、事前に吹雪によるプラン変更を覚悟しておくと、いざという時に柔軟に対応できます。どのエリアに旅をするかによって注意する点が異なるため、各方面の特徴を以下にまとめます。

  • 石狩、小樽などの日本海側

湿った重い雪が降る地域で、札幌よりも吹雪やすく降雪量も多いです。吹雪によるホワイトアウトなどの視界不良に気を付けてください。

  • 函館、登別、苫小牧などの太平洋側

雪が少なく走りやすいエリアですが、ブラックアイスバーンによるスリップや吹き溜まりの雪が舞い上がる地吹雪による視界不良に注意してください。

  • 道北、道東などオホーツク海側

降雪量は普通ですが、気温が低いことが多いエリアです。マイナス10度を下回ることが多いので、防寒対策を十分に行ってください。

  • 旭川、富良野、岩見沢などの内陸

盆地に囲まれたエリアで、札幌より気温が低く豪雪地帯となります。過去には一晩で70cmの雪が積もったこともあるため、天気予報による積雪量は常にチェックする必要があります。

  • 札幌市中心部

雪は内陸より比較的少なく、降ってもすぐに除雪・排雪されるので積雪の心配はありませんが、路面のすべりやすさ、走りにくさは群を抜いています。冬の札幌市内は、大渋滞が起こることがあるため、時間に余裕をもって行動しましょう。

閉鎖道路について

北海道では冬期間、交通量の少ない国道・道道や峠が閉鎖されることがよくあります。ニセコパノラマラインや知床横断道路など、夏の間大活躍だった観光道路も冬期通行止めとなります。目的地までの道路が閉鎖になっていないか事前に下調べしておくことはとても重要です。

冬の北海道でおすすめの観光地

最後に冬の北海道でおすすめの観光地を紹介します。今回紹介するのは、以下の5か所です。

  • 小樽運河
  • ガリンコ号
  • 千歳・支笏湖氷濤まつり
  • さっぽろ雪祭り
  • 白金青い池

冬の北海道にも道内各地に魅力的な観光地があるため、本章を参考に旅行プランを立ててみましょう。

小樽運河

小樽運河は、小樽港からの積み荷の運搬をするために、大正12年に完成した運河です。現在は散策できる場所として観光客に親しまれています。運河に沿って並ぶ石造りの倉庫が当時のまま残され、おしゃれなレストランなどに生まれ変わっています。点在する63基のガス灯も注目ポイントであり、夕方には倉庫群の姿を幻想的に浮かび上がらせます。

運河にかかる橋のなかでも「浅草橋」では、橋の上の広場から運河と倉庫をバックに写真撮影ができます。観光案内所や特産品のショップ、カフェが併設されている「運河プラザ」は観光にぴったりです。

ガリンコ号

ガリンコ号は、道北の紋別市で運行されています。昭和56年に凍った海を航行する船を開発するために民間会社が実験船として建造しました。紋別沖での実験航行後、紋別市に無償貸与され、昭和62年2月に海上で流氷を見られる世界初の砕氷型の流氷観光船としてデビューしました。冬の風物詩である流氷を間近で観察できるため、観光客に大人気となっています。船体の最前部であるドリル状のスクリューを回転させながら砕氷して進みます。

千歳・支笏湖氷濤まつり

千歳・支笏湖氷濤まつりは、北海道を代表する冬の祭典です。支笏湖の湖水にスプリンクラーをつけて凍らせた、大小さまざまな氷のオブジェが立ち並んでおり、その光景は圧巻です。夜は幻想的なライトアップや花火が堪能できます

開催場所は、千歳市支笏湖温泉で、開催時期は1月下旬から2月下旬ごろです。会場周辺には良質の温泉が堪能できるスポットが点在しており、冷えた体を温泉で温められます。新千歳空港から車で約40分、札幌市内からは車で約1時間ほどの場所に位置し、中学生以下は入場料が無料です。シンプルな氷像で美しさを表現した展示が楽しめます。

さっぽろ雪まつり

さっぽろ雪まつりは、札幌で行われる雪の祭典で、3つの会場からなっています。札幌の中心部・大通公園にある大通会場をはじめ、南4条通りから南7条通りに位置するすすきの会場、東区栄恵町の札幌市スポーツ交流施設・コミュニティドームのつどーむ会場で行われています。

開催期間中は、雪と氷の雪像が街を彩り、グルメやイベント、イルミネーション、プロジェクションマッピングなど、会場ではかなり大規模な催しが繰り広げられます。スケートリンクや滑り台などのアトラクションも設置され、大人から子供まで幅広い年齢層が楽しめる祭典です。さっぽろ雪まつりは、1950年に地元の中高生が6つの雪像の作品をつくったことがきっかけで歴史が始まりました。現在では、日本の有名な雪まつりとして、広く知られています。

白金青い池

北海道美瑛町にある白金青い池は、美瑛川に作られた堰堤によってできた人造池として存在していました。時がたつにつれ、自然に力により青く輝くようになったといわれています。現在では、世界的に有名な絶景スポットとして知られるようになり、多くの観光客が訪れる観光地となりました。冬は、凍りつく池と白銀の世界が見られるため、観光客に大人気となっています。

まとめ|準備をしっかりして冬の北海道を楽しもう!

冬の北海道旅行には準備するものがたくさんあることを紹介しました。雪による交通機関の乱れや地域ごとの雪の降り方を把握して、余裕を持ったプランを組むことも大切です。冬の北海道は魅力がたくさんあるため、準備をしっかりして楽しみましょう。

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