青い池はなぜ青い?理由とおすすめの時期・時間帯を紹介

青い池 北海道

北海道旅行の定番観光地のひとつといえば、「青い池」ですよね。「青い池」を訪れようと検討している方のなかには、以下のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

  • 青い池ってそもそもどんな場所なの?
  • 青い池ってなぜ青いの?
  • どの季節、時間帯に見に行けばいいのか知りたい

本記事では、疑問を解決する内容を紹介します。「青い池」を訪れようと考えている方は、本記事を参考に知識を深めてから訪問しましょう。

「青い池」とはどんな場所?

まず最初に紹介するのは、「青い池がどんな場所か」です。以下の内容に沿って紹介します。

  • 「青い池」がある北海道美瑛町はどこにあるの?
  • 「青い池」はどんな場所?

それでは順にみていきましょう。

「青い池」がある北海道美瑛町はどこにあるの?

北海道美瑛町は、北海道のほぼ中心に位置する町です。旭川市と富良野市の中間に位置し、なだらかな丘が特徴の地形が広がり、676.78㎢の面積の7割以上を山林が占めるほど自然に恵まれた町です。

主要空港やJRなど交通手段が充実しているため、比較的アクセスしやすい町です。車の場合は札幌から約2時間30分、旭川や富良野からは約40分と、ドライブにもちょうどいい距離です。JRでアクセスする場合は、美瑛駅が観光の拠点となります。JRだと、札幌駅からは約2時間、富良野駅からは約35分でアクセスできます。

飛行機で北海道に入る場合は、旭川空港が美瑛の最寄空港となります。旭川空港からJR美瑛駅へは、「ふらのバス」で約15分とかなり近いので便利です。

「青い池」はどんな場所?

青い池は、北海道上川郡美瑛町白金にある北海道を代表する観光スポットです。名前の通り、水面が青く澄んで見えるのが特徴です。水面に陽光が反射すると、美しい光景を生み出してくれます。よく晴れた夏日にさわやかなコバルトブルー、冬は水面が凍結し澄んだブルーのように、季節や気温、時間帯によって変化する色合いも青い池の魅力のひとつと言えるでしょう。

「青い池」はなぜ青いの?

次に紹介するのは、青い池がなぜ青いのかです。以下の内容に沿って紹介します。

  • 「青い池」が青い理由
  • 「青い池」が青くないときの原因

青い池がなぜ青いかを知って訪れると、より自然の魅力を感じられるでしょう。それでは順に紹介していきます。

「青い池」が青い理由

青い池の水が青い理由は、白金温泉街にあります。すぐ近くにある観光地「白ひげの滝」などから、アルミニウムを含んだ水が流れ出ているのです。滝から流れ出た水が、美瑛川の水と混ざると、目に見えないコロイド状という粒子が生成され、太陽の光をまんべんなく散乱させます。

コロイドとは、ある物質の粒子が他の物質のなかに分散している状態をいいます。粒子によって、波長の短い青い光が散乱されやすいため、その光が目に届いて、水が青く見えるということです。さらに、白ひげの滝横から掛け流している白金温泉水が、光の散乱を助ける硫黄・石灰成分などが、川底の石・岩を白くし、水の青さをより一層引き立てています。

「青い池」が青くないときの原因

青さが魅力的な青い池ですが、青くないときがあります。青くならない条件としては、以下の2つが挙げられます。

  • 雪解け水が多い春先(特に4月)
  • 雨水や土砂が大量に流れ込むような雨天の時

水中の鉱物成分が薄まってしまうため、きれいな青色には見えないようです。北海道には一般的に梅雨はないといわれていますが、「蝦夷梅雨」と呼ばれる、雨ばかり続く時期が6月ごろによくあります。6月に訪れる際は注意しましょう。

「青い池」はいつ訪れるのがおすすめ?

せっかく北海道に行って青い池を見るなら、ベストシーズンやベストな時間帯に訪れたいですよね。本章では、青い池はいつ訪れるのがおすすめか、以下の内容に沿って紹介します。

  • 「青い池」のベストシーズン
  • 「青い池」はどの時間帯に見に行くのがおすすめ?

旅行計画の参考にしてくださいね。

「青い池」のベストシーズン

青い池らしいライトブルーの景色がみられるのは、5月中旬から6月下旬ごろです。晴れる日が多く、強い日差しが降り注ぐので、きれいな青色が出やすくなります。雨があまり降らないことも、美しいコバルト色がみられる理由のひとつです。

ベストシーズン以外でも、季節ごとに美しい景色を見られるので、どの時期に訪れても楽しめます。春先は雪解け水が流れ込むことで緑がかった色になります。秋は木々が紅葉し、水面の青と葉のオレンジによるコントラストが魅力的です。水面に反射した紅葉も見どころのひとつです。冬は木々に雪が降り積もり、池の青色とともに落ち着いた雰囲気の風景が広がっています。池の水面を雪が覆うことがあり、「白い池」が見られるのも冬の魅力です。

「青い池」はどの時間帯に見に行くのがおすすめ?

青い池の鮮やかな風景を見たいなら、昼過ぎの時間帯がおすすめです。太陽の位置が高く、池に日差しが降り注ぐことで、コバルトに輝く姿が見られます。夕方になると日影ができやすくなるので、13〜14時がベストタイミングです。

ベストタイミング以外にも、おすすめの時間帯があります。早朝は、太陽の逆光で白っぽいフォトジェニックな写真を撮影でき、運が良ければ木々が反射した水面も見られます。朝は観光客が少なく、ゆっくりと眺められるのもおすすめポイントのひとつです。

冬は青い池がライトアップされる時間帯があります。例年11月〜4月末まで毎日21時まで点灯しているので、ライトアップされた青い池を見に行ってみましょう。

まとめ

青い池が青い理由やベストシーズン、ベストタイミングについて紹介してきました。青い池自体の魅力度が高く、いつ訪れてもきれいな場所です。旭川空港からのアクセスが容易なため、訪れやすい場所でもあります。魅力があふれている青い池に行って、北海道の大自然を満喫しましょう。

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